2012年12月31日月曜日

FUFU flour


こんにちは!日本はもう大晦日ですね。池乗です。

31日と1日はお休みにしようとRAに言われたので4連休中です。こちら年末な感じが全くしなくて、火曜日はholidayだから休みね、と言われて何の祝日なんだろうと思ってしまいました笑

昨日寮の裏のスーパーを見ていたら、こんなものを見つけたのでつい買ってしまいました。


Fufu flour!
こちらでよく食べられている主食のひとつ、フーフーの粉です。ガーナのフーフーはキャッサバとプランテーン(調理用バナナ)をゆでで、お餅のようについて作ります。見た目も、粘り気の少ないお餅のようなかんじです。お店で食べたフーフー&ライトスープ↓


私が買ってきたフーフーMixみたいなものはお湯でといて練るだけでいいらしいです…よく見たらInstant Plantain FUFUと書いてありました。便利ですね!
表示を見たらキャッサバとじゃがいもでんぷんとプランテーンを合わせただけみたいなので、色々使えそうです。


今日はこれを使っておやつを作ってみました^^
手前が蜂蜜&シナモン、奥がチーズとローズマリー。奥のはポンデケージョみたいなかんじ。





iPadから送信

2012年12月29日土曜日

ハマターン


こんにちは!池乗です^^ご無沙汰してしまいました。

昨日RA(リサーチアシスタント)の人が、朝から夕方までずっと咳き込んでいて辛そうだったので、大丈夫?風邪ひいたの?と聞いたら、ハマターンのせいだよと言われました。

ハマターンは乾季のこの時期にやってくる砂嵐のことで、空気が霞んで見えます。ちょっと日差しが和らいで…というかどんよりしてるけど、空気は乾燥していて変な感じです。
人によっては花粉症のような症状が出ることもあるらしいです。

つらつらひねり出しつつ書いていて、外に出たら夕焼けが綺麗だったのでこの先全部消して写真を載せます。

2012年12月27日木曜日

ガーナ植物図鑑2:モクセンナとコバノセンナ

佐々木です。さっそく訂正です…
前回、モクセンナと紹介しつつ、でも実はコバノセンナかもしれないと逃げ道をつくっておいたかいがありました。
前回紹介したのがコバノセンナです。というのは、先日散歩をしていたらこんなのをみつたからです。



これこそまさに文句なしの「木」センナ!
野口研裏のSouth Legonのあたりの道のわきにありました。よくみているといろんなところに街路樹として植えられています。
比較のためにいろいろ写真です。




和名 モクセンナ
マメ目 マメ科 ジャケツイバラ亜科 センナ属(分類は議論あり)
学名Senna surattensis
英名 bushy cassia, scrambled egg tree
見てのとおり「木センナ」です。

で、こっちが前回のコバノセンナです。




和名 コバノセンナ
マメ目 マメ科 ジャケツイバラ亜科 センナ属
学名 Senna coluteoides
英名 Senna bush, Buttercup bush
さっきのと比較して「小葉のセンナ」です。英名の違いがちょっと面白いです。

花の形はそっくりですが、花の咲き方とか、葉の対の数や大きさ、実の大きさがやっぱり違いますね。そもそも木の枝ぶりが大きく違います。

<比較>
花:モクセンナは花がかたまって穂を形作って咲くが、コバノセンナはある程度まとまることはあっても穂は形成しない。 
葉:どちらも偶数羽状複葉だが、モクセンナは10対前後が多く、コバノセンナは58対程度が多い。また小葉の形もモクセンナは細長い楕円だが、コバノセンナは倒卵形~楕円。
果実:モクセンナは中の種子、マメを反映して明らかな凹凸があり莢の長さも20cm未満程度だが、コバノセンナは薄い莢で長さも大きくて10cm程度。
樹形:モクセンナは5m前後の低木。コバノセンナは2m前後の低木でつる性とまではいかないが、幹が自立した形にはならない。それこそbushをつくりそうな印象。

折れているとはいえ、ひ弱な印象のコバノセンナ
モクセンナの花は穂を形成する























またコバノセンナは熱帯南アメリカ産という記述もあり、全然別物なんですね。ネットでみるとコバノセンナは低木またはつる性と表現されているときがあるので、このコバノセンナの雰囲気はまさに一致する気がします。ただやっぱり少し分類が混乱している分野みたいです。
ガーナには、ほかにもマメ科の植物がたくさんあって分類しがいがありそうです。

2012年12月24日月曜日

ガーナ植物図鑑1:モクセンナ

加藤さんがいってしまいましたー。
彼女が帰ってくるまではぼくたち2人でブログ書きます
ちょっと名前の話。まず名字。
この前「SASAKIだ」って名乗ったら「Why not “Kawasaki”?」といわれました。バイクに乗る人間には川崎のほうが有名みたいです。「佐々木」は日本ではvery popularなんだって言い返してやりました。
そして、下の名前。まず、発音しにくいみたいです。「Akihiro」の「h」が特に。
Spellを教えないとわからないのはともかく、教えてもカミカミ、さらには、ここにどうしてhが来るんだとまでいわれる始末。
しょうがないからと「Aki」と呼ぶようにいうと「Aki and pawpaw(パパイヤのこと?)」とかいうナイジェリアのドラマがあるらしく、なんだかツボなご様子。
とりあえず、こっちのひとの印象に残る名前ではあるみたいです(笑)


さて、ガーナ図鑑 植物第一弾です。

和名 モクセンナ
マメ目 マメ科 ジャケツイバラ亜科 センナ属(分類は議論あり)
学名Senna surattensis
英名 bushy cassia, scrambled egg tree

黄色い花を咲かせる低木。University of Ghana, Legon Campus, International Student Hostelの1棟目の横に生えています。横倒し気味で2mくらいかな。



花と葉、種はこんな感じです。葉はいわゆる偶数羽状複葉です。小葉は卵型?楕円形?(久しぶりに勉強しなおした!)
花のおしべ、めしべの形状からコバノセンナではなく、モクセンナと考えましたが、正しいでしょうか? モクセンナと呼ばれている中でも原産地によっていくつかの種があるようなので、本当に分類があっているかは若干不安です。ただSenna属なのは確実。

東南アジア原産らしいです。文献によってはスリランカとかジャワ、スマトラあたりだそう。
今回調べたらこの植物は名前が面白くて、まず和名は「木になるセンナ」っていうこと。で、センナというのは漢方に使う生薬のひとつで、瀉下薬。これもモクセンナと同じSenna属にあります。それでwikipediaによると「Senna」という属名がラテン語なのに日本語と同じなのは、この生薬の原産がもともとエジプトやスーダンで、アラビア語で「サナー」と呼ばれていたからだそう。
さらにやっかいなことに、この仲間はこの前までSenna属ではなくCassia属と呼ばれていて分類が混乱しているみたい…。しかも、Cassiaの語源はヘブライ語の「皮をむく」という言葉で、もともとはシナモンに対して使われていたものがなぜか転用されるようになったみたいで…自分でもこんがらがってきた!
一応、モクセンナにも民間療法的な効能があるようです。

さやが薄いから結実しにくいのかとおもいきや、小さいけどきれいな種がたくさんはいっていました。
9つとれたので、とりあえず4つ種のとがっているほうをヤスリで削って濡れたティッシュでくるんで、実生に挑戦!!発芽するでしょうか…。残り5つの種は帰国後の自分にお土産です。


ちなみにAccra市内にたくさん街路樹として黄色い花をたくさん咲かせる「黄色いジャカランダみたいなやつ」はまた別の種類です。これはまた花とか種とかいい標本をとったら書きます。ほかにもカエンボクとか面白そうなものも見つけたので、また今度に。

2012年12月21日金曜日

しばしの別れ

こんにちは、アジョワ・サワコです。



ガーナの土を踏んで早2週間・・・



土地の赤さに驚き、


(アリ塚の巨大さは恐怖でしかない)


体型の差異に怖じ気づき、


(日本人女性の貧弱さよ・・・)


体幹の強さに感銘を受け、


(なぜ西瓜も魚もパンも水もトランクケースも頭に載せられるのか・・・)



ついにやっとガーナになじんできました......!!



と思ったらもう一時帰国です。
(私だけ。)


野口研もクリスマスムードで、
お世話になっている人達も今日はパーチーだからと言って帰ってしまいました。


なので私も日本へ帰ろうと思います。




というのは冗談ですが、
本当に今夜の便で日本には帰ります。



この2週間、


果たして年内からガーナに来た意味はあったのか・・・


と自問自答を繰り返す日々でしたが、

このスローペースに慣れる意味でも、
助走期間として早めにガーナに来てよかったとは思っています^^

研究成果、として今のところ得たものはほとんどありません。

でも、研究成果を得る前の段階の苦労というものを知ることはできました。

恵まれている日本とは違って、
文房具の購入やキャンパス内の移動だけをとってみても、
実際に実行に移すのは簡単ではありません。

鉛筆の質は悪いし(そもそも鉛筆と呼べるのか・・・)
やすーいマーケットで鉛筆を3本だけ(!)買うわ、
車なしでは移動できないけどドライバーの数は限られているので
結局移動できないせいで何もせずに一日終わるわ。。。
日本では考えられない研究生活を送っています。


きっと日本のように何でも容易に手に入る国の方が珍しいのに、
その快適さを享受している幸せに気付くのは、私達には難しいのかもしれません。


とはいえ、
こちらの人々は日本人よりもずっと穏やかなように感じるので、
私達も便利さの代わりに失っている幸せもたくさんあるのかもしれませんね。




さてさて出発が近づいてまいりました。


Wish you a merry X'mas and a happy new year ;)

このサンタクロース可愛いと思いませんか????(^^)

「暑くったってサンタはこうでなきゃ!」

2012年12月15日土曜日

Ghanaian name!


こんにちは!池乗です(^^)
さわちゃん笑 ちゃんと3人で分担して家事やってますよ^^;

昨日は先生とガーナ人のリサーチアシスタントの人達と夜ごはんに行きました♪
とても気さくな人達ですごい楽しかったです^ ^
(OK牧場!とかオートクレープアゾント!(アゾントはガーナで流行ってる踊り)とか…とにかくずっと面白いことを言って笑わせてくれました。)

さわちゃん佐々木くんは英語でどんどんおしゃべりしててすごいなと思いました…日本にいる時から感じてましたが二人とも英語力もコミュニケーション能力も高いです。私も見習わなきゃ^^;

こちらに来てから当然自己紹介から名前の話になることがよくあります。
昨日も名前の話をしていたのですが、ちょっと面白いことがありました。

皆さん自分の生まれた曜日は知っていますか?
実はガーナには、生まれた曜日で名前を付ける習慣があって、昨日私たちもガーニアンネームを付けてもらいました^ ^
日本だと自分の生まれた曜日を知らない人の方が多いかと思いますが、こちらでは大事にされていて、皆知っているそうです。

前の国連事務総長のコフィ・アナンさんは金曜日生まれ(私がずっと教えてもらっているリサーチアシスタントもKofi、すごい優しい方です)、昨日一緒にごはんを食べていたKojoさんは月曜日生まれです。

             (男性/女性)
Sun    Kwasiアクワシ/Akosuaアクワシア
Mon     Kojoコジョ/Adowaアジョラ
Tue    Kwabenaクワブナ/Abenaアブナ
Wed  Kuwakuクゥワク/Akuaエクゥヤ
Thr    Yaw ヤウ   /Yaaヤア
Fri     Kofi コフィ    /Afuaアフア
Sat    Kwameクワメ/Amaアマ

ちなみに私たちは

Adowa Sawako
Kojo Akihiro
Yaa Mei

です(ガーニアンネームたしても私の名前やっぱり短い^^;)
みなさんの名前は何になりましたか(*^^*)?

名前って文化の違いがよく現れてて面白いです。
そう言えばKojoさんは、日本に言った時に向上と音が似てると教えてもらったそうで、Kojoはimprovomentだよ!と言ってました。
佐々木くんはCall me Aki!という度に、彼の時だけなぜかガーナ人が嬉しそうな(?)リアクションをするので気になっているようですが、仲良くなったら聞けると思います笑

そうやって違う国の文化の中で、自分の名前を見直してみるのもいいなと思います。それでもっともっと自分の名前好きになれたら素敵ですよね。

こちらに来てから、Mei愛依ってどういう意味なの?と聞かれる度に、love dependingと先生が紹介してくださるの若干恥ずかしかったのですが、これからも名前から始まる国際交流、大事にしたいです。では!




違いに慣れる

エティ セン??
お元気ですか??

今日佐々木君がアクラモールのスーパーマーケットで店員のお兄ちゃんに教えられていました。

こう言われたら

エイェ!
元気!

と答えると、みんなとても嬉しそうにしてくれます(^-^)


どうも、加藤です。
一体どんな方々がブログを読んで下さっているのか分からないので、書くネタに悩んでしまいますね…f^_^;)
でも、研究のことを書いちゃうと発表会より前に種明かししちゃうようで悔しいので、研究のことは伏せておきます(笑)

佐々木君は生き物図鑑にするとか書いてましたねー。。

ガーナに行ったら暇そうだから料理の腕上がるかも!
なんて密かな期待を抱いていた私ですが、
めいちゃんという女子力の塊がいらっしゃるので、もはやこれっぽっちも出る幕がなく、むしろ手を出す方が迷惑だし、女子力は低下の一途を辿っております…無念…。
もともと無いからあんま変わんないんですけどね(´・_・`)

あ、洗い物くらいはしてます!←



もうアクラに来て一週間以上経ちます。
ふと気付くとガーナ人男性三人プラス私だけで車に乗ってることとかしょっちゅうあって、
「もうアフリカに慣れてきたなあ…」
と感慨深いです。

というのも、
最初ガーナの空港に着いた時はもちろん、
イスタンブール空港のアクラ行の飛行機の搭乗口ですら、
黒人だらけで緊張したものです。

差別や偏見で言っている訳ではないことを予めご了承頂きたいのですが、
肌の色の違いは大きいようです。
誤解を招く表現かもしれませんが、
同じ人間なのかな…
と思ってしまうようなこともありました。
使用言語は英語だから、発している言葉は分かるんだけれども、、、
見た目も考え方も行動も文化もあまりにかけ離れていて
日本人である私自身と彼らを結びつけるものを何一つ見出せないように思えたのです。

欧米人やアジア人と接する機会は比較的多い方であったと思うのですが、
今まで全く感じたことのない違和感でした。

アジア人は少ないし、いても中国人だし、
ガーナ人には中国人と間違われてからかわれるし、
街中を歩くのも少し緊張していました。


でも、もう大丈夫です(*^^*)


野口研のガーナ人の方々は本当に楽しくて優しくて善い人ばかりです!!
街の人々も親切です!

最初は違いに戸惑い警戒してしまいましたが、
相手を知る内に違いなんて気にならなくなるものですね。

そんな異文化理解の基本中の基本を
身を以って体験させていただきました。

ガーナの人達のことが今では大好きでたまりません!!


肌の色の違いなんて、日本にいてもほとんど意識する機会はないですよね。
こちらの人達は体も大きいし、声も大きいし、黒いから存在感あるし、
最初はなんとなく怖いなあと思ってしまいました。
街中で日本人を見るとほっとするし、
中国人を見ると同じ黄色人種として肩身が狭くなるし、
白人を見ると堂々としてて羨ましく思えるし、
色々と考えさせられます。


私以外の二人はこんなこと思ってないかもしれないけど、
私にとっては、
アフリカで研究できて良かったことの内の一つに間違いなく入る経験です。


君達がアフリカにお互いを直接知っていて、直接話せる友人がいることは
将来の世界の医療に大きな意味をもたらすよ。

という有難~いお言葉を今日副所長の先生に頂戴しましたので、
この言葉を胸にあと2ヶ月ちょっと頑張ります!!


日本は選挙で盛り上がっているのでしょうか?
盛り上がりだけで言えば、到底ガーナに敵わないでしょうが(笑)、
外国で「私は日本を誇りに思ってるよ!」と胸を張って言えるような国になってくれることを願って止みません。

2012年12月14日金曜日

ガーナタイム

こんにちは。こっちはちょうど正午くらいです。
早く回すように…とのことなので、やっつけですが書きます!

今週から本格的に研究がはじまりました。
月曜日にmeetingがあって、蚊の研究について昆虫学の先生とdiscussion。
木曜日に次の相談をしようといわれて、先生の論文を読んだりしつつ研究計画を作り直しました。
で、明日の午前にlectureしてそのあとにもっと具体的に詰めて行こうといわれたのですが…

で、いま正午です。今週でわかってきたのですが、ガーナタイムってこういうことですね!



鈴木先生とも冗談で話したんですが、
ガーナ「3分まって」⇒日本「あと一仕事あるから、1時間くらい」
「1-2時間後に」⇒「1-4時間後に」
「明日、朝9時」⇒「明日の午前中。もしかすると午後」

ちなみに今日は、なんでも「急用がはいった」らしく、何時になりそうという連絡すらないことを考えると、今日あるかどうか怪しいです…つまり今週できるのか?!


次は、ぼくの趣味でこのブログを生き物図鑑にしていきたいと思います。

2012年12月10日月曜日

ガーナの食材


アクラからこんばんは。池乗です。
ブログの順番がもうまわってきてびっくりしてます^^;

今日はこちらにいる日本人の方のお家にお邪魔して、一緒に食材の買い出しに行ったり、ご飯を作ったりしていました。(Nさん本当にありがとうございました!)

今日行った所はスーパーではなく、八百屋さん、とても元気のいい野菜が並んでいて、お店の方も親切で素敵でした♪ (帰り際にfor youと言ってパパイヤをもたせてくれました^^)
こんな感じ↑

野菜も私は日本の野菜より好きだなと思いました。切ってて目がしみるような玉ねぎ日本では最近会わないし、他の野菜も味がしっかりしていて...硬くて扱いにくいのはあるかなと思ったけど、調理しがいがある野菜たちでした。

特に、ガーナ来てからずっと気になっていたトマトを使えたのが嬉しかったです。日本のトマトは高いし水分多いので、自分でピューレを作ったりできなかったのですが、ガーナのトマト見た時からやってみたくて。水を入れずにトマト20個くらいとお酒だけでベースのスープを作って野菜を煮込み、ラタトゥイユ風のトマト鍋にしました^^

そして果物!マンゴー、パイナップル、パパイヤ、そして後から買い足しに行ったチェリモヤ(現地の方はSweet Appleといっていました)・・・先生からうかがっていましたが、びっくりするほどおいしかったです。
私は知らなかったのですが、チェリモヤは世界3大美果の一つなんだそうです。緑でとげとげした不恰好なチェリモヤですが、白い繊維質の実を吸うと甘く爽やかな香りが拡がります。
どこかで遭遇することがあればぜひ食べてみてください^^

食べ物合うかな、とか来る前は色々心配していたのですが、せっかくこんなに美味しい素材があるなら、ガーナの食材で、ガーナの料理も作ったりできたらいいなと思った1日でした。

明日からはまた研究室がはじまります。先生方や現地の日本人の方に楽しい経験をたくさんさせていただいている分、恥ずかしくないように研究も頑張りたいです。では^^

2012年12月9日日曜日

入院

こんばんは。日本ではおはようございます?
佐々木です。
加藤さんが書いてくれたみたいに補習校に…といいたいのですが、ぼくはいけませんでしたー
実は3人のなかではじめにぶっ倒れたのがぼくです。1日以上寝込んで入院したので日付の感覚がよくわからないのですが…

昨日の朝ご飯を食べ終わったあたりにお腹をくだして、そしたらだるさと吐き気、寒気がして、先生に連絡してこちらにむかっている間に何回か吐いたり下したりして、脱水でふらふらになったので病院いきました。
こんなときでも「はいてるからウイルス性かな」「指先のしびれはアシドーシスかな、でも頻呼吸で代償してるからアルカローシスか」とか考えちゃうのが嫌(笑)

病院は案外きれいで、案外迅速に診てもらえました。全開で輸液されて、ついでに抗生剤と吐き気止めもいれられました。それから熱があがってきたので、解熱剤を経口で。
モニターつけられたから、みせろといったらしぶしぶみせてくれました(笑)
それから入院して、昼ごろ退院。日本大使館の医務官の先生にもう一度みてもらって、血液検査とふたたび輸液。顆粒球の上昇と脱水の傾向でしたー
それから、寮にもどって、スーツケースと久しぶりの対面を果たしました。

とりあえず明日はゆっくり体力を戻します。

to be prudent, to be optimistic

こんにちは!
事情により順番を変えて加藤が書きます( ´ ▽ ` )ノ

ロストしていたバゲージも昨日手元に戻り、
生活レベルが向上しました(^ ^)
やたら繊維が抜けるタオルももう使わずに済みます(笑)
めいちゃんはお化粧もしてますます可愛くなっていました。
私も持ってくればよかった(笑)
これで実験も無事に来週から始められそうです!!


さて。
今日は日本語補習校で数学の先生をしてきました(^-^)

補習校とは、親御さんのお仕事の都合などによりガーナにいる日本人のお子さんのための学校です。
日本語で国語と算数・数学を2コマずつ、毎週土曜の午前中に勉強します。
生徒は小学生から中学生までで、別に幼稚園の部もあるようです。
現地の日本人の大人たちが分担して少人数制で教えます。

日本人の子もいれば、ハーフの子もいましたが、授業内容は完全に日本の学校に準拠しており、いつでも日本の学校に編入できるようにするのが目的なんだそうです。
みんなとっても可愛くていい子でした!


小6の女の子の作文発表が特に印象的でしたので紹介させてください。


彼女は日本に一時帰国中、パソコンを買おうと電器屋を訪れました。
しかし、日程に十分な余裕があったにも関わらず、ガーナへの帰国日までに現物が届くか分からないという理由で購入を断られてしまいました。
それでも構わないことを店員にしつこく確認されて、ようやく買うことができました。
結局パソコンは無事に日本にいる間に届きました。

また、彼女は成田空港で体温計を買おうとしました。
10分計と書いてあり、そんなに時間がかかるのは困ると思いつつも、仕方なくそれを購入しました。
実際に使ってみると3分も経たぬ内にピピピと音が鳴りました。
10分と書いてあるのは最長所要時間だったようでした。

この二つの出来事を通して、彼女は日本の慎重さを実感しました。
もしガーナだったら、
店員は「絶対に間に合うよ」とパソコンを売ってくれただろうし、
体温計は3分かかると表示されるだろう。
日本はなんて慎重な国なんだろう。


でも面白かったのはここからで。


日本にいたら、
できることでもできない場合のことばかり考えてしまう。
でも、
ガーナにいたら、
できないかもしれないことでも何でもできるような気がする。
だから、私はガーナにいて良かった。



慎重であること、楽観的であること、
と題された小学6年生の作文にこんなに感動させられるとは正直思いませんでした。

その他にも、ガーナにいる日本の子供達の発言にはっとさせられることがいくつもありました。

3学期は国語を教えるので、今から楽しみです(*^_^*)



こんな感受性が豊かな子供になるなら、
私は迷わず子供を外国で育てたいです(笑)

2012年12月8日土曜日

Accra着!


3日に日本をでてを経由し、4日夜にアクラにつきました!池乗です。
更新が遅れてすみません。

実は3人そろってロストバゲージをしてしまい、今日トランクがとどきました^^;
実験に使うサンプルなども私の荷物には入っていたので、届いて一安心です。
電化製品不自由なく充電できるようになったのでこれからかきます。

色々日本にいる時と違いすぎて何から書いたら良いかわからないのですが、
とりあえずガーナに来てから思ったことなどをあげると

・街中には頭に色々載せている人がたくさん歩いている。
・土が赤い、アリ塚が大きい
・こちらの方は本当にスタイル良い方多くて、姿勢もすごくいい。立ち姿がキレイ
・意外となんでも売っている(トランクなくて何もなくても数日ちゃんと暮らせました)
・乾季のはずなのに来てから結構雨つづき
・エアコンなくても、共同の水シャワー、共同トイレでも、部屋にヤモリがいても^^、意外と快適。とりあえず生きていけそう
・iPadだと意外とwifi使える
・カラスの背中が白い、すごいかわいいトカゲみたいなのがいる
・今日は大統領選だったけど、日本にくらべて選挙への感心が皆強い印象。
・自炊もやっていけそう。ただ食べ物関係は油断禁物だなと実感。
・自分の英語力の無さを痛感、でも在留邦人の方々もガーナの方たちも親切なので頑張ります

色々トラブルはありましたが、たくさんの方に手取り足取り生活の仕方を教えていただいて、たくさんお世話になって、こちらでの生活をスタートすることができました。
来週からは研究もスタートし始めるので、がんばります。

3ヶ月のガーナ生活、何が待っているかわからないけれど、思いっきりがんばって、思いっきり楽しんで、自分の幅を拡げられるように過ごしたいです。
色々報告してくのでたまに覗いてくださいね^^

2012年11月22日木曜日

出発まであと11日…!!

長らくご無沙汰しておりました。加藤です。
前回のブログを書いてから1ヶ月近く経ってしまいました…もう出発も目前です!!


さてこの1ヶ月私がしていたことをご報告しますと、
ガーナでマラリアに関する研究をするために1週間国際医療センターにお邪魔していました♪

いま医科歯科でマラリアの研究を行っている人がいないので、
マラリア原虫の培養方法
薬剤耐性検査
血中の寄生率カウント
ギムザ染色 などなど
医療センターの親切な研究員さんたちにお世話になってきました。


今まで論文などを読みながらイメージしていた「研究」の具体的な手技がわかってきてワクワクすると同時に、大変さも分かってきて不安も増してきています…><

医療センターから帰ってきたあとは、
今後の研究計画について3人ともラボの皆さんの前でプレゼンを行いました。
本当に緊張して泣きそうでした…
でも、先生方のご指摘は鋭くて、これから考えていかなければいけない課題が見えてきたので有意義なプレゼンになりました^^
他の二人の研究内容も知れて、良かったです。


そして今は、培養した原虫のPCRシークエンスをする毎日です。



プロジェクトセメスターが始まって研究を体験してみて
研究の面白さや大変さを実感します。
先生方のディスカッションを見ていると
予備実験やデータ収集など実験を行う前にやらなければいけないことがやまほどあることが分かりますし、
倫理申請など研究を行うために必要な手続きもたくさんあることが分かります。


医科歯科のカリキュラムにプロセメがあってよかったなぁと心から思いますね!!



で、なんだか医科歯科の宣伝みたいになって終わってしまいましたが、
いよいよ出発は12月3日に迫っています!

まだ日本にいる間にすることが山積しているので頑張ります^^


では!

2012年11月16日金曜日

「貝の部屋」

長らく止めててごめんなさい。佐々木です。

今日はガーナ大使館にビザの申請にいってきました。
ただ六本木に提出にいくだけなのに、いろいろと大変で先が思いやられる…
じつは出発まであと3週間はなくて、準備しなきゃいけなくてヤバい。

さて、今日は蚊の話です。
先週は感染研で2日間、研修を受けて、トリパもやりつつ、蚊の飼育を本格的にやっていました。

初日は蚊の採集。朝に感染研にいったらいきなり採集にいくといわれてびっくり。
場所は「林試の森公園」。目黒線 武蔵小山駅です。
公園の排水溝のふたをあけてひしゃくですくったり、草むらにはいって虫取り網ふったり、
あたかも不審者です。
こんな季節なのに、コガタアカイエカを中心にけっこういっぱいとれました。

で、2日目はとってきた蚊の分類。
ボウフラをいくつかの特徴をもとに分類したり、成虫も拡大して観察しました。
カクイカっていう「蚊を食う蚊」がいて、そのボウフラが混ざってると他の種類のボウフラがいなくなっちゃうらしいです。はじめて知りましたー。

さて、前回、池乗さんが書いてくれた医科歯科にやってきたヒトスジシマカは順調に育っております。
学内のとある建物の最上階に寄生虫の部屋(通称、貝の部屋)があって
部屋のなかのバイオトロンっていう気候を調整できる部屋にいます。
こんなとこ。
このなかには、住血吸虫グループのヒラマキガイの水槽がずらっとあって、
水槽にはときどき「セルカリア、注意!!」とか書いてあります。
怖いです。経皮感染だし。

バイオトロンの手前、前室は普通の部屋なんですが、ミヤイリガイと大学院生のペットの外国産ゴキブリがいます。(たしかアルゼンチン)


ミヤイリガイはこの前、ぼくたちが採ってきたやつです。
ゴキブリは昔はなにかの実験に使われていたらしく、バイオトロンの中にいたらしいんですが、
あまりに増えすぎたために前室に移動したそうです。
いまでは院生が愛情たっぷり世話しているだけ。もはやペットです。
今日みたら、なぜか「ミズスマシのノブ君」っていうペットが増えてました。

まあ、なかなかカオスな動物園状態な部屋に新たに加わったのがぼくたちの蚊です。
先週もらってきたときにはボウフラばっかりだったのが、今週初めには全部成虫になりました。
で、産卵させるために、吸血させなきゃいけないんです…。
そのために、ねずみちゃんに協力してもらいました。
絵的にあまりにかわいそうなので、写真は自粛します…。

それから、今日は産卵してもらえるように、ぬらしたろ紙をいれました。
ただ不思議なのが、吸血させる前にすでに別の水の容器に卵があって、すでに幼虫がいること。
吸血しないと産卵しないんじゃなかったのか…?

それにしても慣れって怖いもので、成虫は好きにはならないけど気にならなくなってきたし、
ボウフラは増えて、大きく育ってくのをみてると、わが子の成長をみているようにうれしいです(笑)

昨日今日とトリパの方では電顕を撮る準備をしています。
これはだれかに引き継いで、今晩はこんなところで。

2012年11月2日金曜日

お土産は・・・・


池乗です!うちの研究室では風邪が流行ってますが皆さん大丈夫ですか?


トリパ・蚊組も研究ちょっとずつ進んでいます^^
今週は色々新しいこともはじまりました。



トリパノソーマを使った研究の方は、「植物抽出物による抗アフリカトリパノソーマ活性のスクリーニングと作用機序分析」…簡単にいうと、トリパノソーマをやっつけるような植物エキスとその働き方について調べよう、というようなことをやっています。



先週までに先生や先輩にご相談しながら実験計画を決め、今週からいよいよ自分たちで実験をスタートしました。(卒試でお忙しいのに何度も来て手取り足取り教えて下さったK先輩、本当に感謝です…先輩のプロジェクトを引き継いで頑張ります!)



今週やったのは、植物抽出物サンプルを濃度を変えてトリパノソーマのいる培養液に加え、どの程度増殖抑制がおこるかどうかを見る試験(バイオアッセイ)です。
便利なもので、トリパノソーマの数の変化はいちいち顕微鏡で数えるのではなく、試薬を使って蛍光度を測ることで調べられます。1日目にトリパ液にサンプルを入れ、2日目に蛍光度を測るための試薬を入れ、3日目にはかります。



こんな感じ↓ 

こんな感じの機械




測定するときドキドキでしたが、半分は使えるデータ、1/4は使えるかな?、残りはやり直そう、という感じでした^^; やり直しの分はまた頑張ります。。

プレートはこんな感じ


蚊の方は、今朝教授と一緒に国立感染症研究センターに伺って、ご指導いただく先生方にご挨拶にいきました。(さわちゃんが行くことになっている国立国際医療センターの隣^^)

さっそく研究計画についてもたくさんのアドバイスを下さったので、蚊の研究の方もやっと一歩進めたかなと思います。色々前提が変わったので考えなおさないとだめそうですが… 

そしてお土産にヒトスジシマカの幼虫(ボウフラ)とさなぎ(オニボウフラ)をいただいてきました!笑(もちろん生きてます。)
ネットに入れてかいます


こんな感じで飼います。(これは感染研で撮らせていただいたものです。ネットにはりついている黒い点々が蚊の成虫たち。見てるだけで痒くなりそうでした。)

私たちの蚊も無事成虫になったらまた写真アップしますね!ではまた(*^^*)♪

2012年10月30日火曜日

Welcome Party:)

おはようございます。加藤です。
更新がすっかり滞ってしまっていましたが、
先週の水曜日に行われた歓迎会についてご報告します!


寄生虫病学の研究室には私たち3人に加えて、
リパさんというバングラデシュからの留学生が今月から来日しています。
リパさんは今はまだ日本語が全然話せないので、
時々英語が混ざりながら

(○ー大柴みたいな感じ・・・笑)

の会話が研究室では飛び交っています。



リパさんの宗教上の理由から、
今回のパーティーはだけのメニューでした♪
鶏の唐揚げ、鶏鍋と〆のうどん、焼き椎茸など和風料理を研究室の大きな机でみんなで作って食べました^^
赤尾先生お手製の人参シリシリという沖縄料理も絶品でした★
リパさんが持ってきてくれたバングラデシュの食べ物も辛くて美味しかったです*
そして、私の野菜の切り方の下手さも見事に露呈されました。

あとは言わずもがなの、お酒お酒お酒でした!笑

シリシリを作る赤尾先生

(教授曰く「this is Japanese style welcome party!!」)


宴会の途中には教授が一発芸を披露したり、
スロバキア出身の大学院生の娘さんがハダカデバネズミに興味を抱いたり、
先生方のだじゃれ大会になったり、、、

とにかく笑いの絶えないパーティーとなりました。
途中で池乗さんも佐々木くんも部活に行ってしまって残念でしたが、
この研究室に来てよかったなと改めて感じた一日でした。




念のため最後に言っておきますが、
私たちもちゃんと日本で研究を進めていますよ!笑


私以外の二人はトリパの培養にすっかり慣れたみたいで、
何やら実験を進めてはグラフを作っています。

私といえば、ガーナやWHOなどのマラリアに関する資料を読み漁り、
昨日国際医療センターの先生にもご教授頂けることが正式に決まりました。
戸山の研究室の辺りは緑が多くて気持ちの良さそうな所でした。


それでは、まためいちゃんにバトンタッチしましょう♪


研究室の方々と集合写真

2012年10月24日水曜日

貝とり

こんばんは。更新が遅れました。佐々木です。
今回は、この前の月曜日に貝とりにいってきた話です。

実は月曜日は実験などはお休みして、住血吸虫グループの先生方といっしょにぼくたち3人を含め総勢7名で山梨県まで遠足にいってきました。
目的は日本住血吸虫を媒介するミヤイリガイという巻貝です!

8:30新宿発のバスにのり甲府でレンタカーに乗り換え、11:00くらいに現地につきました。
甲府駅から車で20分くらい?いったところの田んぼ脇の窪地です。
貝は草のねもとにいるのですが、けっこう草が茂っていて思っていたよりも取りにくかったです。
また貝は大きいやつで5mm強くらいなので、しゃがんで地面の近くをみていると腰や膝が痛くなってきます。だから、けっこうみんな寝そべって貝をとっていました。
ぁ、だからみんな汚れてもいいかっこうをして、研究室でかりた長靴、レインコートのズボンだけっていうなかなかすごい格好をしてました。

途中お昼をはさみつつ(鳥もつ煮屋さんでした!)16:00くらいまで最終したんですが、
けっこう採っただろうとおもって先生方を比べてみると、圧倒的な先生方の量の多さでした・・・。

ちなみに帰り際にとった写真です。なかなか懐かしいかんじのとこでした。



あと、先週の金曜日のお昼休みにはちょっとした事件が・・・
准教授が自分のお弁当にはいっていたいくら醤油漬を食べようとしたら、「アニーちゃん」と目があったとのこと。
そう、アニサキスです・・・。
さすがです(笑) 准教授自ら醤油に着けたいくらだそうです。
アニーちゃんはすぐに御用となって空き瓶にいれられて研究室のひとたちにかわいがられていました。
そういえば今日いったらいなくなっていました。すりつぶされて解析されちゃったんでしょうか?